人間文化芸術館
La vita è bella
第五展示室
白露の詩
哀しみの泪なのか、甘露な微笑なのか。
よくみれば、汚濁の現世の地上いたるところに、
綺麗な白露が輝いています。
薔薇の扉 薔薇の雫
言出而 云者忌染 朝皃乃 穂庭開不出 戀為鴨
言に出でて云はば ゆゆしみ
朝顔の穂には咲き出ぬ 恋もするかも
夕暮れは雲のはたてにものぞ思ふ
あまつ空なる人を恋ふとて
(『古今和歌集』 484)
夜空の白露
銀河の大きな白い露
月と朋に遊びし日々に
娑婆即寂光土
この瞬間に浮遊する飛行機(黄色点)の軌跡。
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