天地往還
──苦しみは生を醇化する(『マルテの手記』)
法悦──懊悩する聖テレジア
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini,1598‐1680)の代表作(ローマ、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会コルナロ礼拝堂)
アヴィラの聖女テレジア(1515-1582)が、金の矢(<アポロン)によって心臓を貫かれたという法悦体験に題材をとる。
「神がお聞きになる唯一の言葉は愛の沈黙です。」(聖テレジアの手紙322)
「私はこの甘美な苦しみの中に死ぬことが出来ず、死ぬほど苦しい」(「霊魂の城」)
「ただ一度死ぬのではなく、絶えず死に続けること…」(「霊魂の城」第6の住まい)
「空中で自分を清めて清潔にする鳥のように飛翔する霊魂がある」(小品集205)
「神がお聞きになる唯一の言葉は愛の沈黙です。」(聖テレジアの手紙322)
「私はこの甘美な苦しみの中に死ぬことが出来ず、死ぬほど苦しい」(「霊魂の城」)
「ただ一度死ぬのではなく、絶えず死に続けること…」(「霊魂の城」第6の住まい)
「空中で自分を清めて清潔にする鳥のように飛翔する霊魂がある」(小品集205)
J・バタイユの『エロティスム』や、ラカンのセミネール二十巻「アンコール」の表紙ともなっている。
ベルニーニ:祝福の聖女ルドヴィカ
ベルニーニ:祝福の聖女ルドヴィカ